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健康診断の見方

健康診断の見方で使用する基準値は、あくまで参考として記載するものです。基準値は、検査方法・測定機器・試薬によっても異なってきます。健康診断の結果が心配の方は、健康診断を受けた医療機関にお問合せ下さい。

血清アミラーゼ

アミラーゼは、睡液腺とすい臓から分泌され消化酵素です。睡液腺やすい臓に障害が発生するとアミラーゼが血中や尿中に流れ出します。アミラーゼの種類により睡液腺かすい臓の病気かを区別します。

基準値:30~120単位

血糖

血糖は、血液中に含まれるブドウ糖です。食事により摂取した糖質(炭水化物)は、消化管でブドウ糖に分解され、血液中に取り込まれます。血糖値が上昇するとすい臓からインシュリン(インスリン)が分泌され、血糖値の上昇を抑制します。しかしインシュリンが不足すると血糖値の抑制ができず、糖尿病となります。

基準値:70~109mg/dl

HBs抗原・HBs抗体・HCV抗体

肝炎ウィルスには、A・B・C型などがあります.。血液感染するB型とC型の検査項目です。肝炎は自覚症状がなくても、感染している場合があります。

基準値:0.05未満(HBs抗原)(-)(HBs抗体)0~0.9(HCV抗体)

TTT/ZZZ

血清に試薬を加え、にごり具合により肝機能を調べます。血清たんぱく質には、アルブミンとグロブリンが含まれています。アルブミンは、主に肝臓で作られ、肝硬変などにより肝機能が低下すると数値が低下します。そしてグロブリンの数値が上昇し、にごりが強くなります。

基準値:0~4単位(TTT)4~12単位(ZZZ)

コリンエステラーゼ(ChE)

コリンエステラーゼ(ChE)は、肝臓でつくられる酵素です。肝臓に異常が発生した場合、血液中の量が増減します。早く異常があらわれる為に肝臓の障害を見つけやすい検査です。

基準値:220~480IU/l

乳酸脱水素酵素(LDH)

乳酸脱水素酵素(LDH)は、糖がエネルギーに変わるときに働く酵素です。体内の多くの組織に存在しますが、特に心臓・肝臓・骨格筋に多く含まれています。これらの組織が破壊されると、血液中に流れ出し、数値が上昇します。悪性腫瘍・肝臓病・心臓病などで数値が高くなることが多い。

基準値:230~460単位

総ビリルビン(T-Bil)

ビリルビンは、寿命を終えた赤血球のヘモグロビンが変化してできた黄色い物質で、胆汁の主成分です。胆道に障害が起こるとビリルビンが血液中に流れ込み、黄疸があらわれてきます。

基準値:0.3~1.2mg/dl

アルカリフォスファターゼ(ALP)

アルカリフォスファターゼ(ALP)は、肝臓・骨・腸・腎臓などに多く存在し、障害を受けると血液中に流れ出します。また胆汁にも含まれ、流れが悪くなった場合に数値が上昇します。胆石や胆道がんなどのチェックに利用されます。

基準値:100~340IUg/l

血清総たんぱく(TP)

血清は、血液を試験管に入れ、放置しておくと出来る上澄み液です。血清は、大部分が水分ですが、80種類以上のたんぱく質も含まれています。たんぱく質の約60%がアルブミン、約40%がグロブリンです。肝臓や腎臓の機能に障害が起きた場合、総たんぱく・アルブミン・グロブリンの数値が変化します。

基準値:6.6~8.2g/dl

γ-GTP

γ-GTPは、肝臓の薬物排泄に関係する酵素です。過度の飲酒により数値が上昇する傾向があります。また長期間の高精神薬の服用や閉塞性黄疸でも数値が高くなります。

基準値:0~75IU/l

GOT(AST)・GPT(ALT)

GOT(AST)・GPT(ALT)は、肝機能検査の代表的な項目です。GOT・GPTは、体のたんぱく質を構成するアミノ酸合成を促進する酵素です。GOTは心臓・肝臓・骨格筋、GPTは肝臓に多く含まれています。GOT・GPTは、肝臓や心臓の細胞が壊れると血液の中に流れ出します。

基準値:8~40単位(GOT)5~45単位(GPT)

中性脂肪(トリグリセルド)

中性脂肪は、エネルギー源として肝臓でつくられる脂肪の一種です。余分なエネルギーは、中性脂肪として蓄積され、エネルギーが不足した場合に利用されます。ただし過剰になると脂肪肝や肥満の原因となります。また血液中の中性脂肪が増加すると血管壁に付着し、動脈硬化の原因になります。

基準値:30~149mg/dl

LDL(悪玉)コレステロール

悪玉コレステロールは、過剰になると血管壁に付着し、動脈硬化の原因となります。また虚血性心疾患・脳梗塞・糖尿病などの原因ともなります。

基準値:70~140mg/dl

HDL(善玉)コレステロール

HDL(善玉)コレステロールには、血管壁に付着した余分なコレステロールを回収し、肝臓に戻す働きがあります。動脈硬化を防ぐ働きをする為に善玉コレステロールと言われています。肥満・運動不足・喫煙などが原因で低くなることがあります。

基準値:41~80mg/dl以上

総コレステロール

生活習慣病の原因である動脈硬化の程度を調べる為に必用な検査です。また肝臓病発見の手がかりにもなります。コレステロールは、過剰になると動脈の壁に沈着して動脈硬化を引き起こして心筋梗塞・脳卒中・高血圧の原因となります。

基準値:130~219mg/dl

血圧

最高血圧(収縮期血圧)は、心臓が収縮したときの血圧です。最低血圧(拡張期血圧)は、心臓が拡張したときの血圧です。高血圧は、自覚症状がなく、動脈硬化から心不全・心筋梗塞・脳卒中などの原因となります。

基準値:90~139mmHg(最高血圧)89以下mmHg(最低血圧)

最低血圧90~95mmHg未満、最高血圧140~160mmHg未満の場合は、境界域血圧となります。最低血圧95mmHg以上、最高血圧160mmHg以上の場合は、高血圧となります。

白血球像

白血球は、好中球・好酸球・好塩基球・単球・リンパ球に分類されます。それぞれの白血球の割合により病気の診断をします。

基準値:40~70%(好中球)0~7%(好酸球).
     0~2%(好塩基球)2~10%(単球)
     20~50%(リンパ球)

白血球数(WBC)

白血球数(WBC)には、体外から入ってくるウィルスなどの侵入物を撃退する働きがあります。白血球が増加することは、ウィルスなどが入り込んで病気になっていることを示しています。

基準値:4,000~8,500個/μl

血小板数(Plt)

血小板数(Plt)には、血液を凝固させる働きがあります。血小板が少ない場合、出血しやすくなったり、出血が止まりにくくなったりします。逆に血小板が多い場合、血栓をつくり血管を詰まらせることがあります。

基準値:12万~36万個/μl

ヘマトクリット(Ht)

血液を遠心分離すると赤い赤血球の部分と黄色の液体の部分(血漿)に分離します。一定の血中に赤血球がどの程度含まれているかの割合をヘマトクリットといいます。ヘマトクリットが低い場合、貧血が疑われます。

基準値:39.0~51.0%(男性)35.0~45.0%(女性)

ヘモグロビン量(血色素・Hb)

赤血球には、全身に酸素を運搬する働きがあります。その働きを担っているのがヘモグロビンです。ヘモグロビンは、血色素とも言い、赤血球の中に含まれる赤い色をしたたんぱく質です。

基準値:13.5~17.5g/dl(男性)12.0~15.0g/dl(女性)

赤血球数(RBC)

赤血球数(RBC)は、全身に酸素を運び、二酸化炭素を回収する働きをしています。赤血球が減少すると酸素供給量が減少し、細胞が酸欠状態となり貧血になります。

基準値:415万~550万個μl(男性)380万~490万個μl(女性)

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